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笹幸恵
2019.8.7 14:24配信動画

『軍トリ』のご感想

先日アップされた『軍事トリビア#36』
~ダンピール海峡と魔のサラワケット~
ですが、門下生のシュウさんが
感想を寄せてくださいました。

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先の戦争で悲惨だった戦場と言えば、
沖縄戦はもちろん、ガダルカナル島の戦いや
インパール作戦などが頭に浮かびますが、
東部ニューギニア戦線がそれほど悲惨だったと
いうことは恥ずかしながら知りませんでした。
動画を見て、正直、これは現実の話か?
とすら思ってしまいました。
海上で狙い撃ちされ半数が亡くなり、
富士山より高い山を登り、数十キロもあるであろう
荷物を抱えて密林を抜け、熱病、下痢、食糧難で
次々倒れ…。ようやく地獄のような困難を抜けて
他の部隊と合流しても、まだそこからさらに悲劇が
襲うって…。もう考えるのをやめたくなりますね。
でもそういう、苦難を味わい尽くして来た人々の犠牲が
あって、今の我々の生きる場所は成り立っているのだ…
ちゃんとそう胸に刻まないといけません。
胸が痛みますが、東部ニューギニア戦線のその後も
しっかり見届けたいと思います。
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シュウさん、ありがとうございました(^^)/
戦史では「〇〇決戦」とか「〇〇海戦」「〇〇作戦」と
いった具合に、戦闘そのものにまとまりがあり、
わかりやすいストーリーだと後世にその名が
残りやすいのかなと思います。
私はどちらかというと、注目されない戦場、
語られない戦闘のほうに関心があります。
とくに東部ニューギニアは、決戦というより
機動に次ぐ機動、飢えと病との戦いでした。
そんな中、第18軍は最後に死力を尽してある作戦を
決行するのですが・・・それはまたいずれ!


笹幸恵

昭和49年、神奈川県生まれ。ジャーナリスト。大妻女子大学短期大学部卒業後、出版社の編集記者を経て、平成13年にフリーとなる。国内外の戦争遺跡巡りや、戦場となった地への慰霊巡拝などを続け、大東亜戦争をテーマにした記事や書籍を発表。現在は、戦友会である「全国ソロモン会」常任理事を務める。戦争経験者の講演会を中心とする近現代史研究会(PandA会)主宰。大妻女子大学非常勤講師。國學院大學大学院文学研究科博士前期課程修了(歴史学修士)。著書に『女ひとり玉砕の島を行く』(文藝春秋)、『「白紙召集」で散る-軍属たちのガダルカナル戦記』(新潮社)、『「日本男児」という生き方』(草思社)、『沖縄戦 二十四歳の大隊長』(学研パブリッシング)など。

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